2004年3月1日月曜日

オリンピック(4)資本主義陣営の勝利 2004.3.X 初出

現在、国際スポーツ大会、を
最も、国威発揚、の舞台としたがっているのは
北朝鮮、ですが、たぶん閉じられた近代国家同士の代表が
国を背負っての代理戦争としてスポーツで争う時
最もそのイベントが盛り上がるのだと思います。

最近の北朝鮮は、国際スポーツ大会に
美女軍団、を送りこむなど
手口を巧妙化・邪道化させてきていますが
もう限界のような気がしてしまいます。

美女軍団を観てみようかな、と思う人は多くても
その競技自体は関係者以外の興味を
ひかないような気がしてしまいます。

でも男というのは、実に、古今東西単純なもので
どんな高尚な哲学を唱えていても
美女には弱かったりします。
韓国の男性陣は、北朝鮮の美女軍団にポーッとなってしまい
拉致問題も核開発疑惑も一瞬忘れてしまったようで
あります。

造物主は、どうして人間をこんな、造り、に
してしまったのだろうと思ってしまいます。
歴史上、美人を死刑にした裁判官はいない、とも
言われます。
もちろん俗説でしょうが、一面の真理をついて
います。
そうなると、女性は、人格を磨いたり
教養を身につけたりするよりも
美容整形で、美人、になった方がよいのかな、とも
思ってしまいます。
美容整形で、美人、になっても
それによって周りの男性の扱いが変わってきたら
自信もついてきて、本当に、美人、になってしまうかも
しれません。
何なのだろう、人間というのは。

閑話休題。
ソビエト崩壊前の、オリンピック、は
本当に面白かったし、盛り上がったように
思います。

みんな自分の国の代表に自己を投影し
勝てば本気で喜び
負ければ本気で悔しがっていたように思います。
そういった応援の仕方は
長野オリンピックのジャンプで見せた
原田さんの、涙、で終わったような
気がしてしまいます。

僕がほとんどテレビを見ないせいかもしれませんが
イチロー選手の父親チチローです、のような形で
出てくる人を、最近あまり見ないような気がします。

松井秀樹選手などは、その辺、自分に与えられた
社会的役割に自覚的なようで
日本に帰った時も、実家や同級生を
大切にしてますよ、という姿を
アピールしているようですが
偉いな、と思ってしまいます。

年配の方々の中には、大相撲の若の花が
引退後アメフトに挑戦したのを見て
日本の恥だ、とまで怒っている方もおりました。
その手のタイプの方々は、きっと
サッカーの中田英寿選手や
スピードスケートの清水宏保選手を
嫌っていると思います。
もうこの、世代間ギャップ、は
どうにもならないものがあるな、と思って
しまいます。埋めようがありません。

じゃあお前はどうなんだ、と言われると
困るのですが、僕は基本的に
見てるだけ、です。
僕は基本的に、傍観者、です。
見てるだけ。

一応NBA入りを目指してかつて
バスケットボールに真剣に励んでいた僕としては
NBAのオールスター、所謂、ドリームチーム、が
オリンピックに出場したり
コカ・コーラがスポンサーについたりして
オリンピックの商業化が過激になっていった時点で
オリンピックは終わったのではないか、と
思ってしまいます。

オリンピックの、理念、どうこうよりも
開催による経済波及効果はいくら、なんて
話が先にきてしまいます。
やはり東西冷戦は、資本主義陣営の
完全勝利に終わったのだな、と思ってしまいます。

だったら始めから、商業主義、と妥協している
NBAを見た方がよいのではないか、と僕は
思ってしまいます。


-オリンピック(5)変わる、スポーツの見方、へ続く-
http://digifactory-neo.blogspot.jp/2012/09/520043.html