マツダ小飼社長「19年3月期にグローバル販売165万台以上」…構造改革計画

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マツダ小飼雅道社長(資料画像)
  • マツダ小飼雅道社長(資料画像)
  • 14年1月に稼働したマツダのメキシコ工場

マツダの小飼雅道社長は4月24日の決算発表の席上、2017年3月期から3か年で取り組む「構造改革ステージ2」を明らかにした。最終年の19年3月期にはグローバル販売で165万台(15年3月期比18%増)を目指す。

マツダは08年のリーマン・ショック後の業績悪化を建て直すため、13年3月期から16年3月期までの「構造改革プラン」に取り組んでいる。独自の次世代技術「SKYACTIV」による商品力強化をテコに為替変動に強く、ブランド価値の高い体質構築を目指してきた。

業績は15年3月期までの2期連続で営業利益、純利益ともに最高を続けるなど「(現行プランは)おおむね達成できる状況」(小飼社長)にある。24日に発表したのは、構造改革の続編として17年3月期から3年計画で取り組む方針としたものだ。

小飼社長は「質的な成長とブランド価値をさらに高めていきたい」と話した。経営指標としてはグローバル販売165万台のほか、売上高営業利益率「7%以上」、配当性向「20%以上」などを掲げた。生産面では、能力が過剰状態になっている中国をカバーするため「メキシコやタイで設計以上の稼働を実現し、(グローバルで)165万台を達成したい」と、新鋭のメキシコ工場などの体質強化に取り組む方針を強調した。

《池原照雄》

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